消化水槽の修理
こんにちわ!大成設備工業株式会社です!
本日のブログは、「消化水槽の修理」をお伝えいたします(^^♪
神戸市の某会社様から「水槽の水が空っぽなので来てほしい」とのことで連絡を受けました。
早速、現場に行って調べてみると、消火水槽の排水のバルブが完全にちぎれていました。
これでは消火活動が困難になります。
早速原因を調べるため部品をばらしてみると、バルブ側のニップルで電蝕が起きています。
消火水槽はステンレス製なので、水の電位差を考えると、ソケットもステンレスになるのですが、
鉄(白)ニップルを使用していたと思われます。
鉄の方が電位差の関係で腐食されていくので、今回の現象が起きていたと解明できました。
原因がわかったので修理作業☆
至急バルブを入れ替えました。
鉄とステンレスはくっつけてはいけません。
金属の絶縁を考えながら修理完了☆
ちなみに電位差の説明は下記サイトにて詳しく説明されていましたのでご紹介いたします。
※出典元=Yahoo知恵袋
水道管のなかの水を例に取ります。
水道管の中のある点の水圧、「=これが電気でたとえると電圧(対地電圧)になります。」
水道管の中のA点とB点の水圧の差、「=これが電気でたとえた電位差となります。」
水圧の差が生じるとA点とB点の間に水圧の高いほうから低いほうへ水の流れが生じます。「=これが電気でたとえると電流になります。」
つまり、電位差が生じるとそこに電流が生まれます。
力の大きさ、働き方に関係するのは電圧(対地電圧)の高さそのものではなくて、2点間の差が問題となります。
今回は上記内容を元に部品の素材が違ったので、電位差が生まれ、腐食にいたったというわけです。
あらためて、金属の絶縁って大事だなって考えさせられました。
<専門用語豆知識>
※電蝕=電気的な腐蝕のこと
※ニップル=内ネジ同士の接続のための部品
※ソケット=外ネジ同士の接続のための部品
※写真出典元=モノタロウ
以上、今週のブログでした(*^。^*)
設備の事なら、設計から出来る堺市の大成設備工業株式会社をよろしくお願い致します☆